DSC_0381_s

エキノカクタス弁慶/echinocactus grandis

一般的にはあまり知られていないエキノカクタス属の弁慶(広刺丸)。ホームセンターで出回ることもあまりなく、私もサボテンに力を入れた園芸店や老舗のサボテン園等でしか取り扱っているところを見たことがありません。そんな類のサボテンですから、サボテン好きの間でしか話題にならない品種なのかもしれません。酷似した品種として弁慶の他にも巌、広刺丸、春雷、鬼頭丸と呼ばれるものがあります。ですがその違いが分かる人は少なく根拠も明確ではないのか、今後は「広刺丸」の名称で統一されるようです(学名は echinocactus platyacanthus /広刺丸 )。差別化するならば弁慶なら var.grandis とかになるんでしょうか。余計に分かりにくくなりそうです。うまく育てば大型となる品種ですが、成長は遅く大きくするにはかなりの時間を要します。どうやら人気もそれほど無さそうで、それに伴い流通量が少ない品種ではありますが、無骨でサボテンらしいサボテンの容姿が私のお気に入りです。

DSC_0374_s

基本的には育てやすい類

弁慶(広刺丸)については、あまり流通していない品種なだけに情報も少ないようです。私が育てている限りで言えることは、金鯱よりは少しばかり神経質な部分もあるようですが、構えるほど育て方が難しい品種ではないという事です。他の品種と同じように極端な高温や低温、基本的な水やりに注意しておけば比較的問題なく育ってくれるように思います。

茶膜が広がりやすい

実際、茶膜が広がるだけで枯れ込むことは稀ですがどうせなら綺麗に育ててあげたいところです。茶膜が上がる原因は様々ですが、環境に慣れ適してくると茶膜が減る傾向にあるようです。育成環境が合わなかったり、環境に大きな変化があると茶膜が上がりやすいように思います。


本日はこの辺で。2021年も今日で終わりです。今年は新しい植物が比較的に増えた年でしたが、来年2022年は増やすというよりも今ある植物たちをしっかりと育てることに専念したいと考えています。
いつもブログを見てくださっている方、ありがとうございます。来年も宜しくお願いします。それでは皆さま良いお年を。


にほんブログ村ランキングに参加しています
にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村